BA2NE スキン 解説

BA2NE
8 0
Read Time:1 Minute, 5 Second

日本で企画、販売されているBA2NE バネインソール。
今回はそのBA2NE製品の中でも革靴や、タイトなシューズに適したスキンタイプを解説していきます。

スキンタイプは普段の動きに必要なフレキシブルなサポートに、踵骨前や載距突起を中心に支持する事でバランス向上、伴って疲労軽減が期待される製品。
黄色いTPU樹脂以前を切り落とすことでハーフインソールとしても活用できるので、詳細を記載していきます。

標準的~やや高めのアーチの方に適した設計

基本的に普段履きで使用するタイプのインソールで、大きな疾患等のない全年齢の男女であれば問題なく使用できます。

また、3つのアーチを支持する機構を備えており、スキンタイプでは特に標準~やや高めのアーチ高に適した設計となっています。
偏平足傾向、ローアーチの方には適さないアーチ高になるので、その場合は低めのアーチ設計で、薄型設計でもあるベーシック7が適しています。
また、スポーツ用としてはアスリートグリップタイプがあるため、そちらもご検討ください。

普段の疲労軽減に効果的

主に内側縦アーチ、外側縦アーチ、踵骨前、立方骨、載距突起、加えてわずかに横アーチを支持する機構で、各部位を普段の歩行動作に合わせた強度で設計されています。
その為、アーチ部への支持は適度でありながら、骨格へのサポートはもう少し強度のある構成となっており、バランスの向上、ひいては疲労の軽減を体感しやすい製品となっています。

以下、このインソールが解決、緩和できる可能性が高い悩みです。

  • 足の裏が痛い足底腱膜炎
  • 足の親指の付け根が痛い外反母趾
  • 足の親指の爪が巻き爪
  • 足の内側が痛い、有痛性外脛骨やリスフラン関節炎
  • 膝の外側が痛い、ランナー膝(腸脛靭帯炎)
  • 腰が痛む人、腰痛持ち
  • 足、腰が疲れやすい
  • 小指側の浮指、寝指
  • ねんざ、内反捻挫
  • 鵞足炎

薄型設計で革靴にまで対応

表面にメッシュ素材が使用されていることから、スニーカーや革靴といった普段履きに適した設計です。
ベース材が2.0mmと薄型であることから、革靴といった内容積が少なくなりやすい靴にもフィットする仕様です。

加えて、スキンタイプに関しては黄色いTPU樹脂以前をカットする事で、ハーフインソールとして活用する事も可能な設計になっています。

毎日履く靴におすすめ

バランスよくサポートする設計と、爽やかな足触りのメッシュで構成されている事から、毎日歩く、使う靴に使用するのが望ましいインソールです。
耐久性もそれなりにはあるため、ハードな使用でも壊れにくく、安心して使えるインソールと言えます。

内容積が少なくなりやすい革靴にも使用しやすい製品のため、汎用性が高いともいえます。

欠点らしい欠点は少ない

3つのアーチ全てにアプローチをかけつつ、重要な踵骨を中心とした後足部にも影響を与える製品であるため、極端な欠点は少ないと言えます。

ただし、激しいスポーツでの使用や、アーチタイプが合わない偏平足傾向の方が使用するといった、適合しない場合には他製品の方が望ましい場合があります。
ご自身の足の状態や、使用目的、使用シューズに適合するかをまずはお確かめください。

BA2NE スキンの理論

BA2NEの既製品全般に言えることですが、主にアーチ部と中~後足部への支持、サポートが特徴の製品となっています。
足の裏のアーチは主に3つあり、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの三か所のうち、このスキンでは内側縦アーチ、外側縦アーチを支え、横アーチに関してはわずかに支持がある設計となっています。
内側縦アーチ、外側縦アーチ両方を支持できるインソールは既製品の中でも比較的高額なインソール(10000円前後)に多いですが、BA2NE製品はそこに比べると良心的な価格設定となっています。

支持の中核を担う中~後足部への補正に関してはこのかかとの深さ、TPU樹脂による左右へのぐらつきを抑える設計に加え、踵骨前~載距突起と立方骨側を支持する事で、かかとの前後左右をサポートする設計。

体重を初めに受け止める脛骨、距骨、踵骨ラインの踵骨を適切な位置に補正、誘導する事で、中~前足部の骨格へも影響を与える設計となっています。

加えてかかと直下は肉抜きされており、踵骨が収まりやすく、前足部と同じ高さと安定性を維持する仕様。
立位時に接地する拇趾球、小趾球、踵の3点全てが同じ高さであるため、不安定性が減り、安定性が増す設計です。

この後足部、かかとへの支持に加えて、後述するアーチへの支持が組み合わさることでバランス向上、ひいては疲労の軽減を体感しやすい製品となっています。

アーチへのサポートに関しては主に内側縦アーチ、外側縦アーチを肉抜きしたTPU樹脂にて支持する設計。
この肉抜きによって硬度を変化させ、固定してはいけないアーチ部を柔軟に支持、サポートする事が可能な設計となっています。
のみならず、高機能なインソールでは定番ともいえる足裏のスペースをわずかに確保する事で、足本来のたわみを生み出す設計も採用されており、アーチ部の動きを阻害しないような仕様となっています。

横アーチに関してはクッション材によって多少隆起を設計してあることで、横アーチ部への支持もわずかに補強している設計です。
ちなみにベーシック、ベーシック7に比べてわずかにアーチ部の支持は弱く、柔らかく設計されています。

また、表面材には爽やかな足触りのメッシュ素材を使用することで、通気性と足触りが得られる設計。
厚みはつま先で2.0mmのEVA素材使用との事で、薄型設計でタイトなシューズにも適合しやすい薄さとなっています。

バランスよく、足部を支持する場所に応じてサポートの強さを変更しているきめの細やかさが感じられるスキンタイプ。

その薄さとメッシュの表面材のため、基本的に革靴やスニーカーといった普段履きに使用したいインソールとなっていました。

BA2NE スキンの選び方

基本的には靴、シューズのサイズと同じサイズを購入し、つま先に余分があればハサミ等でカットして頂ければ問題ないかと思います。
また、アーチの高さに合うかどうかという点については基本的に凹足、ハイアーチ形状であればベーシックや今回のスキンを、偏平足であればベーシック7タイプを使用することを推奨します。

加えて、下記項目も重要であり、

  • かかとが綺麗に収まっているか
  • 土踏まずに過度に当たっていないか
  • 足の曲がる場所(MTP関節)にプレートが重なっていないか
  • インソールから過度に足がはみ出さないか

といった項目も大切になります。

実際に使ってみた

筆者も実際にスキンタイプを使用してみました。
まず、筆者自身がミッドアーチ、標準的なアーチ高なのですが、内側縦アーチに関しては動きに合わせて沿うように、しっかりとフィットしている印象を受けます。

加えて踵骨への支持が心地よく、踵骨前、載距突起を中心にほどよく支持される感触を受けられます。
また、表面がメッシュであるため、足触りも爽やかな印象を受けました。

外側縦アーチに関しては外側エッジもあるため、しっかりと支えが効いている感覚を受けます。
横アーチ部に関しては僅かな支持であり、強い効果は見込めない印象です。

また、顕著なのはやはり薄さで、つま先周りの薄さが顕著な印象を受けます。
普段履きとしては比較的薄い部類になるので、シューズに入るのであればベーシックの方が適する事も多い印象を受けました。

まとめ

普段履き用に販売されているBA2NE スキンについての解説は以上となります。
普段履きに適した支持の柔軟性で設計されており、表面がメッシュ、かつ薄型であることから、バランス向上、疲労の軽減を目的とした、革靴やスニーカーといった普段履きに使用するインソールであることがよくわかる設計となっていました。

価格帯としても中価格帯に位置する製品であり、他製品と比べると比較的様々な方に適合しやすい製品であるため、まずは一度検討してみてはいかがでしょうか。

※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/

akaishi ashimaru ashisupli BA2NE bauerfeind BIRKENSTOCK BMZ BTR foot FUSIONFLEXI gzero insole kickswrap mizuno NABOSO newbalance realine sidas SOFSOLE sorbo SPENCO SPICA superfeet TENTIAL workman zamst

Happy
Happy
100 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %

Average Rating

5 Star
0%
4 Star
0%
3 Star
0%
2 Star
0%
1 Star
0%
タイトルとURLをコピーしました