SORBO ソルボライト 解説

SORBO
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様々な足元の製品が販売されているソルボ製品。
瞬足等が代表的なアキレス株式会社が全額出資する三進興産株式会社が手掛ける製品です。
今回はスポーツ、普段履きと汎用性に優れた、足腰の負担軽減、衝撃吸収を目的に販売されているソルボライト、低価格帯のインソールを解説していきます。

税込み1408円とかなり手軽な価格で購入できるソルボライト。
今回はどのように効くのか、効かないのかを理論も併せて解説していきます。

だれにでも合う設計仕様

基本的にどなたでも使用できるタイプのインソールで、大きな疾患等のない全年齢の男女であれば問題なく使用できます。

サポートは主にわずかな隆起で構成されているため、良く言えば誰にでも合います。
また、そのサポート性の低さとクッション性の高さから、偏平足や凹足であっても痛みが出にくい仕様になっています。

横アーチへのサポートを謳ってはいますが、基本的にサポートしきれるような機構ではないので、衝撃吸収におまけがついている程度に考えた方が良いと思われます。

足腰の負担軽減に効果的

主に3つのアーチを支えるとの触れ込みですが、内側縦アーチ、横アーチ、外側縦アーチ共に、基本的にはあまり支持しない機構となっています。
基本的に抜本的に痛みや悩みを解消するほどの力は無く、あくまで負担の軽減程度、効果は除圧や衝撃吸収、分散程度に収まっているインソールと言えます。


以下、このインソールが軽減できる可能性が高い症例、人です。

  • 足の裏が痛い足底腱膜炎
  • 足の親指の付け根が痛い外反母趾
  • 膝や腰が接地の衝撃で痛む
  • 足、腰が疲れやすい

弾む履き心地でランニングに最適

厚みとクッション性、反発感が多少あるため、普段履きや内容積の広いスポーツシューズといった靴に適した設計となっています。
内容積の広めなスポーツシューズとして、ゴルフ、ランニングの一部、バスケ、バレー、テニス等が挙げられます。

また、反発するようなクッションフォームであるため、へたりにくく長く使う事が可能です。
毎日履く普段履きやスポーツシューズに適した一枚となっています。

衝撃がきつい時に入れたいインソール

効果としては他インソールよりもかなり低いものの、合わない事が少ないという意味では優秀なインソールです。
辛い足の痛みや変形を緩和するような効果は見込めませんが、足の裏が痛み始める、衝撃で足が辛い方の予防~緩和としては十分なインソールとなっています。

基本的には毎日履く靴やスポーツシューズに使用し、適度に交換していく事が大事になるインソールです。

高い効果は望めない

誰にでも比較的害なくフィットする点は優秀ですが、言い換えればサポート性は高くありません
シダスのマックスプロテクトや同じSORBOでも他に比べてサポート性は低い為、あくまで疲労の緩和、衝撃の緩和に期待するインソールとなっています。

ただし、衝撃吸収、衝撃分散に関してはある程度機能する仕様であるため、そういう目的であれば使用するのも良いかと思います。

ソルボライトの理論

ソルボライトは基本的に3つのアーチのうち、主に横アーチを支えることで、触れ込みでは踏み込みが強くなる、というのが特徴のインソールとなっています。
メーカーHPにはこの横アーチへのサポートが出来る旨の記載がありますが、この設計では効果は限定的で、足への衝撃がきつく感じる方の普段履き~スポーツ用のインソールと考えるのが良いかと思います。

まずかかとは高弾性の発泡ポリウレタン、ソルボセインで成形されており、左右を少し競り上げることでぐらつきを軽減するような仕組みがとられています。

基本的に素材としてあまり強くはないので、強い偏平足傾向や、強い凹足傾向の方には支え切れないような設計となっています。

加えて、サポート性を高める意匠となっているのが、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3点となっていますが、基本的にかなり弱く支持するような設計です。
基本的には履き心地の良さ、フィーリングの良さを重視しており、誰にでも合いますが、誰の足もしっかりとサポートするような設計にはなっていません。

平たいスポンジ板よりはだいぶ良いですが、この価格であればシダスのマックスプロテクト辺りを先に試した方が良いかと思います。

また、このソルボランニングは足裏側に空間、スペースのない設計となっています。
これはスペースの代わりに反弾発性素材、ソルボセインが柔らかく変形する事で、足裏のアーチ部を支えるような設計になっています。

一方で体重がかかった際に柔らかくある程度押し潰れてしまうので、強い矯正効果は望めません。
あくまで日頃の負担軽減、痛みの軽減程度までと考えた方が良いでしょう。

そして他のソルボウォーキングやランニング、スパイクには3つのアーチを支える機構が足裏にあるのですが、このソルボセインにはありません。
代わりにソルボワイドトゥパッドと呼ばれる、多少硬度のある素材が赤色部分に配置されており、これで指先の捻じれ、せん断力を緩和する仕様となっています。

ただ、基本的にこのせん断力の緩和機能のワイドトゥパッドは拇趾球、小趾球にはかからない場合もあるため、効果は限定的といえます。

また、かかとにも同様に、面積を広げたワイドヒールパッドを用いることで、かかとのどの部分で設置しても衝撃を緩和しやすいものに。
表面材はウールタオルのようなパイル地、ウーリーパイル素材を使用しており、足触り柔らかで気持ちの良い仕上がりになっているのが特徴と言えます。

ソルボライトの選び方

基本的には靴、シューズのサイズと同じサイズを購入して頂ければ問題ありません。
細かい事を言うのであれば、

  • かかとが綺麗に収まっているか
  • 土踏まずに過度に当たっていないか
  • 足の曲がる場所(MTP関節)にアーチパッドが重なっていないか
  • 履いてみて痛くないか、強い違和感はないか

といった項目が大事になります。

実際に使ってみた

筆者も実際にソルボライトを普段履きで使用してみました。
筆者自身がミッドアーチであるので、土踏まず部に違和感を覚える事はありませんでした。

サポートに関しては横アーチへのパッド、内側縦アーチへのパッドがほんの僅かに感じられ、効果があるか微妙な位のサポートに。
ただし、一般的な平たいスポンジ板よりは断然良い印象ですが、劇的に変わる印象は全くなく、あくまで対処療法的な緩和に留まる印象です。

また、履き心地や歩き心地に関しては反弾発性の高いクッションが心地よく弾み、衝撃も伝わりにくくなっている感触を受けます。

表面のウーリーパイルも柔らかで足触りよく、心地の良い仕上がりです。
ただ、激しいスポーツ時には少し滑りやすそうな印象も受けます。
この反弾発性は価格なりにしっかりと衝撃を吸収、反発し、気持ちの良い履き心地を提供しているので、普段履き~スポーツ時の衝撃緩衝用としては良いかもしれません。

まとめ

足の負担軽減に有用なスポーツ~普段履き向けインソール、ソルボライトについての解説は以上となります。
基本的にスポーツシューズや、スニーカー等の普段履く靴に対応しやすいインソールで、衝撃吸収の良さと、実売1000円程度という価格は特徴と言えるインソール。

一方でサポート性は期待できないため、インソールを使ったことの無い方、最近足が疲れやすい、衝撃で痛みやすいなと感じる方の初めての一枚には良いかもしれませんね。

※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/

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