AKAISHI アーチフィッターインソール お悩み母趾用 解説

AKAISHI
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日本整形靴技術協会理事、赤石氏が取締役を務めるAKAISHI製品。
今回はそのAKAISHI製品の中でも、ヒールやパンプスにも適したインソール、アーチフィッターインソール お悩み母趾用を解説していきます。

比較的低価格、かつ外反母趾に特化した製品なので、どのように効くのか理論も併せて解説していきます。

標準的なアーチ設計

基本的に7cm以下のヒール、パンプスを使用する女性、標準的なアーチタイプであれば問題なく使用できる製品です。

サポートは基本的に硬めで構成されており、過度な外反扁平足の場合は、痛みを覚える事も可能性としてはあり得ます。
ヒール、パンプスの特性上、インソールにて足部の改善を図るのは難しいため、あくまで外反母趾の症状を和らげやすいものという製品です。

外反母趾の負担軽減効果に期待

主に内側縦アーチ、横アーチを中心に支える設計で、内側縦アーチ、横アーチへの支持が強い製品です。

パンプス対応の外反母趾用と謳うだけあり、支えられる内側縦アーチ、横アーチ部への支持がしっかりと出ています。
以下、このインソールが緩和できる可能性が高い症例です。

  • 足の裏、かかとが痛い足底腱膜炎
  • 腰が痛む人、腰痛
  • 外反母趾での痛み
  • 足裏の疲れ、扁平足

ヒール、パンプスに適した設計

シューズとしては主にヒール、パンプスに合わせられるハーフインソールで、フラットなシューズにも対応している製品です。
内容積が少ないヒール、パンプスに合わせる為、かなり薄く設計されているのも特徴でしょう。

但し、ヒール、パンプス以外であれば他に適した製品があるため、あくまでパンプス着用時の外反母趾対策製品と言えます。

毎回使うべきインソール

毎回使用するヒール、パンプスに入れることで、疲労軽減効果や、外反母趾の痛みの軽減が期待できるインソールです。

特に内側ユニットの問題や、横アーチ由来の問題に対応しやすく、継続して使用頂く事が可能です。

ヒール、パンプスは控えましょう

大前提として、ヒールやパンプスは決して歩きやすい靴、足に負担がかかりにくい靴ではありません。
そのため、ヒールやパンプスを履かなくとも良いのであれば、それに越したことは無いでしょう。

一方で履かないといけない場面(規則)や、お洒落として楽しみたいシーンもあるため、そういった場合に痛みや負担の軽減用として活用するのを薦めます

アーチフィッターインソール お悩み母趾用の理論

本製品の特徴は、主に3つのアーチ部、特に外反母趾等の悩みに対応するために内側への支持を強めた製品となっています。
足の裏のアーチは主に3つあり、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの三か所のうち、このお悩み拇趾用では内側縦アーチに対して、やや硬質な素材で支持しているのが特徴です。

アーチ部を硬質な黒、そしてやや硬質な白の素材で支持することで、外反母趾等の悩みに対応するのが今作の理論。

パンプスに入れる前提上、載距突起部や立方骨部への支持は無く、あくまでアーチ部のサポートに留まっている製品と言えます。

一方で、中足部部分下にたわむための空間を設けることで、硬質なプレートによるアーチの動作制限を軽減し、サポートとフレキシブルさを兼ね備えている製品に。

ストラップの無いパンプスでは、載距突起部や立方骨部を支持すると靴が脱げやすくなるため、苦肉の策での構成です。

また、横アーチへの支持も行われているのが特徴です。
MTP関節部にかからない程度、中足骨部に隆起を設けることで横アーチを支持する機構が強めにとられており、横アーチの低下によって発生しやすいモートン病、開帳足、外反母趾、内反小趾といった問題をやや緩和しやすいように設計されています。

一方で内側縦アーチ、横アーチの支持は硬質であるため、過度な外反扁平足の方(土踏まずが無い方)は、履き始めは少し辛いかもしれません。

パンプスという特性上、本来かけるべき場所へのサポートがなかなかかけられていない製品ですが、代わりにパンプスに合わせやすいよう極薄で設計されているのも本製品の特徴。

僅かですが踵骨が中央に収まりやすいような設計も加えられており、多少のサポートが受けられる仕様となっています。

表面材には合成皮革を使用しており、場合によっては滑りにくく仕上がっています。
ちなみに裏面は滑りやすいため、靴とインソールが動かないようにする両面テープが付属しております。

このような機能性から、基本的にヒール、パンプスに適したインソールです。
あえて書くのであれば、ヒールやパンプス以外では使用する意義があまりないともいえます。

余談ですが、AKAISHI公式サイトの外反母趾の方の靴の選び方も、併せてご確認頂けると良いかと思います。

アーチフィッターインソール お悩み母趾用の選び方

1サイズしかないため、シューズサイズと合わない場合は購入するのは控えましょう。

加えて、下記項目も重要であり、

  • かかとが綺麗に収まっているか
  • 土踏まずに過度に当たっていないか
  • 足の曲がる場所(MTP関節)にプレートが重なっていないか
  • インソールから過度に足がはみ出さないか

といった項目も大切になります。

まとめ

AKAISHIのヒール、パンプスに適したアーチフィッターインソール お悩み母趾用についての解説は以上となります。
ヒールやパンプスに最適化されたインソールで、主に外反母趾系の悩み、痛みの軽減に期待して使用したい製品になっていました。

価格が安い上、一応試してみた限りでは通常使用で大きな問題になることは少ないかと思いましたので、外反母趾で悩まれているパンプス愛用者の方は検討してみてはいかがでしょうか


※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/

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