BA2NE メリノウォーム 解説

BA2NE
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日本で企画、販売されているBA2NE バネインソール。
今回はそのBA2NE製品の中でも冬場、スキーやスノーボードに適したメリノウォームタイプを解説していきます。

メリノウォームは3か所のアーチ部を柔軟に支持しつつ、踵骨前や載距突起を中心に支持する事でバランス向上が謳われている製品で、表面に保温性の高いメリノウールが用いられているのが特徴。
幅広い足のタイプに対応可能な製品となっているので、どのような使い方が適切なのかを中心に記載していきます。

全てのアーチの方に適した設計

基本的にスキーやスノーボード、もしくは冬場の普段履きで使用するタイプのインソールで、大きな疾患等のない全年齢の男女であれば問題なく使用できます。

また、3つのアーチを支持する機構を備えており、メリノウォームでは特にアーチ部への支持をアスリートグリップ、ベーシック製品よりも薄柔らかく設計する事で、幅広いアーチ層に対応できる製品となっています。
また、幅が細くなったため、幅の広い方よりかは標準~細身の方に適した設計です。

疲労軽減、バランス向上に効果的

主に内側縦アーチ、外側縦アーチ、踵骨前、立方骨、載距突起、加えて多少横アーチを支持する機構で、各部位を普段履き~スポーツ時の動きに合わせた強度で設計されています。
主にはスキーやスノーボードのウィンタースポーツ、もしくは冬場の普段履きで活用する事でバランスの向上、ひいては疲労軽減、痛みの緩和が期待される製品と言えます。

以下、このインソールが解決、緩和できる可能性が高い悩みです。

  • 足の裏が痛い足底腱膜炎
  • 足の親指の付け根が痛い外反母趾
  • 足の親指の爪が巻き爪
  • 足の内側が痛い、有痛性外脛骨やリスフラン関節炎
  • 膝の外側が痛い、ランナー膝(腸脛靭帯炎)
  • 腰が痛む人、腰痛持ち
  • 足、腰が疲れやすい
  • 小指側の浮指、寝指
  • ねんざ、内反捻挫
  • 鵞足炎

ウィンターブーツに適した機能設計

表面に保温性、耐臭性、吸湿性に優れるメリノウールが使用されていることから、主にスキーやスノーボードのブーツ冬場の普段履きに適した設計です。
加えてベース材の厚みが4.5mmと厚手であるため、基本的にはブーツ、もしくは内容積がある程度確保されたスニーカー、普段靴に適します。

また、メリノウォーム以外にもそれぞれの用途に適したインソールがあるため、良ければこちらもご確認ください。

ウィンタースポーツ時におすすめ

バランスよくサポートする設計と、メリノウールが使用されている事から、ウィンタースポーツで特に活躍するインソールと言えます。
また、耐久性もそれなりにはあるため、ハードな使用でも壊れにくく、安心して使えるインソールでもあります。

強いて挙げるのであれば、冬場足元が寒い時に、普段履きに使用するというのは可能かもしれません。

欠点らしい欠点は少ない

3つのアーチ全てにアプローチをかけつつ、重要な踵骨を中心とした後足部にも影響を与える製品であるため、極端な欠点は少ないと言えます。
ただし、あくまで冬仕様という事はお忘れなく。

まずはご自身の足の状態や、使用目的、使用シューズに適合するかをまずはお確かめください。

BA2NE メリノウォームの理論

BA2NEの既製品全般に言えることですが、主にアーチ部と中~後足部への支持、サポートが特徴の製品となっています。
足の裏のアーチは主に3つあり、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの三か所のうち、このメリノウォームでは内側縦アーチ、外側縦アーチを支え、横アーチに関してもある程度支持がある設計となっています。

支持の中核を担う中~後足部への補正に関してはこのかかとのTPU樹脂による左右へのぐらつきを抑える設計に加え、踵骨前~載距突起と立方骨側を支持する事で、かかとの前後左右をサポートする設計。

体重を初めに受け止める脛骨、距骨、踵骨ラインの踵骨を適切な位置に補正、誘導する事で、中~前足部の骨格へも影響を与える設計となっています。

加えてかかと直下は肉抜きされており、踵骨が収まりやすく、前足部と同じ高さと安定性を維持する仕様。
立位時に接地する拇趾球、小趾球、踵の3点全てが同じ高さであるため、不安定性が減り、安定性が増す設計です。

この後足部、かかとへの支持に加えて、後述するアーチへの支持が組み合わさることで「バランス向上」を体感しやすい製品となっています。

アーチへのサポートに関しては主に内側縦アーチ、外側縦アーチを肉抜きしたTPU樹脂にて支持する設計。
この肉抜きによって硬度を変化させ、固定してはいけないアーチ部を柔軟に支持、サポートする事が可能な設計となっています。
のみならず、高機能なインソールでは定番ともいえる足裏のスペースをわずかに確保する事で、足本来のたわみを生み出す設計も採用されており、アーチ部の動きを阻害しないような仕様となっています。
このメリノウォームに関しては、よりアーチ部への支持を適度にフレキシブルに設計してあることで、全てのアーチタイプにある程度適合するように設計してあります。

横アーチに関してはクッション材によって隆起を設計してあることで、横アーチ部への支持も補強している設計です。

また、表面材にはメリノウールが使用されており、保温性、耐臭性、吸湿性に優れた設計に。
柔らかで温かみのあるメリノウールを用いることで、ウィンタースポーツ時にも冷たくなりにくく、足部の環境が悪化しにくい仕様です。
また、厚みはつま先で4.5mmのEVA素材使用との事で、比較的厚みを感じられる設計です。

このようにバランスよく足部を支持しつつ、他のBA2NE製品とは違うメリノウールを用いた寒冷地仕様であるのがメリノウォーム最大の特徴。

厚みと保温性、支持がある程度あることから、基本的にウィンタースポーツ、もしくは冬場の普段履き用として使いたいインソールとなっていました。

BA2NE メリノウォームの選び方

基本的には靴、シューズのサイズと同じサイズを購入し、つま先に余分があればハサミ等でカットして頂ければ問題ないかと思います。

加えて、下記項目も重要であり、

  • かかとが綺麗に収まっているか
  • 土踏まずに過度に当たっていないか
  • 足の曲がる場所(MTP関節)にプレートが重なっていないか
  • インソールから過度に足がはみ出さないか

といった項目も大切になります。

実際に使ってみた

筆者も実際にメリノウォームを使用してみました。
ただし、筆者はスポーツをしないので、普段履きでの使用です。
まず、筆者自身がミッドアーチ、標準的なアーチ高なのですが、内側縦アーチに関してはフィットしつつ、適度に動く印象を受けます。

加えて踵骨への支持は心地よく、踵骨前、載距突起を中心にほどよく支持される感触を受けられます。
また、外側縦アーチに関しても外側エッジもあるため、しっかりと支えが効いている感覚を受けます。

横アーチ部に関しては感触としては弱めの支持に留まり、全体的に踵骨回りのしっかりとした支持を感じられます。

この辺りの特徴は他のBA2NE製品でも近いものがありますが、最も特徴的であったのはやはり表面材のメリノウール。
暖かさ、柔らかさを感じられる仕上がりで、少なくとも夏場に履くとかなり辛い所感です、、。

必ず、冬場の足元が寒い時に使用しましょう。

まとめ

ウィンタースポーツ向けに販売されているBA2NE メリノウォームについての解説は以上となります。
普段履き~スポーツに適した支持の強さ、柔軟性で設計されており、暖かみのある表面材であることから、バランス向上や疲労軽減、痛みの軽減を目的とした、ウィンタースポーツにて使用するインソールであることがよくわかる設計となっていました。

価格帯としても中価格帯に位置する製品であり、他製品と比べると比較的様々な方に適合しやすい製品であるため、まずは一度検討してみてはいかがでしょうか。

※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/

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