ZAMST フットクラフト Cushioned for RUNNING 解説

ZAMST
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日本の医療機器メーカー、日本シグマックスが手掛けるサポーターブランドのザムスト。
その中でもランニング、ランニングシューズに適した低価格インソール、フットクラフト Cushioned for RUNNINGを今回は解説していきます。

内側の土踏まずを中心に支持する仕様で、軽さ、履き心地の爽やかさが長所の製品。
ランニングに適したその機能性を解説していきます。

誰にでも合いやすいアーチ設計仕様

基本的にどなたでも使用できるタイプのインソールで、大きな疾患等のない全年齢の男性であれば問題なく使用できます。

サポートは主に内側縦アーチ部、横アーチ部、外側アーチへの支持を設けていますが、発泡ポリウレタン、発泡ポリプロピレンを用いたインソールであるため、サポート性は低いです。

サポート性が低く、癖が無いという理由から、誰にでも合いやすいインソールと言えます。

普段の足の疲れ、衝撃緩和に効果的

主に3つのアーチを若干支える機構ではありますが、骨格やアーチへのサポートはかなり弱い部類に入ります。
そのため、痛みを根本的に改善するような事は難しく、足部の痛みの軽減や疲れの軽減、衝撃緩和に効果的なインソールとなっています。


以下、このインソールが軽減できる可能性が高い症例、解決できそうな悩みです。

  • 足の裏が痛い足底腱膜炎
  • 足の親指の付け根が痛い外反母趾
  • 足、腰が疲れやすい人
  • 腰が痛む人、腰痛

ランニングシューズに最適

柔らかく心地の良いクッション性に、爽やかなメッシュ素材を表面に使用しているため、主に普段着用するランニングシューズに適したインソールと言えます。
加えて、厚すぎない程度にクッション性も兼ね備えられているので、足裏への衝撃も緩和しやすいものとなっています。

一応ランニング用ではありますが、スニーカー用として活用するのも可能です。

毎日使って疲労軽減効果を引き出すインソール

2310円と比較的低価格であり、毎日のランニング~普段履きに適したインソールであることから、消耗を気にせず毎日使いたいインソールです。
特に歩く事、走ることが多い方の衝撃緩和、疲労軽減に一役買う機能性が詰まっています。

高い矯正効果、改善効果は望み薄

基本的に柔らかいクッションを中心としたインソールであるため、骨格への高い矯正効果、症状の大きな改善、解消は見込みにくいインソールとなっています。

加えて、普段履きやランニングに適した厚みとなっているため、内容積の薄い競技シューズには適しません。
普段の疲労軽減、衝撃緩和を目的として使用するのが適切なインソールです。

Cushioned for RUNNINGの理論

ザムストのCushioned for RUNNINGは内側縦アーチを中心に、横アーチ、外側縦アーチをほんのわずかにクッション素材で支持する事で、足の負担を軽減する機能が備わっています。
ただし、基本的にはクッションタイプのインソール、低価格帯のインソールという位置づけであり、主な機能はクッション性と軽さになります。

そのため、かかとについてもあまり深く設計はされておらず、柔らかなポリウレタン素材でかかとが収まるように設計されています。
かかとの左右へのぐらつきをがっちり抑える程の力はないので、あくまでクッションが機能の中心となります。

一方で多少支持してくれるのが、内側縦アーチになります。
柔らかいクッション素材での支持であるため強くはありませんが、多少の隆起を設けることで内側縦アーチを支持する機構がとられています。
ただし、基本的に柔らかな素材で出来ているため、扁平足の方でも対応できるような弱い支持に留まっています。

加えて足裏のスペースを設けることで、足自体のたわみを活かす仕組みがCushioned for RUNNINGにも用いられています。
フットクラフトの中価格帯製品とは違い硬い樹脂製のスタビライザーは無いため、効果としては非常に限定的ですが、意匠として取り入れることで内側縦アーチへの支持をより万人に合う仕様へと変化させています。

この構成により、内側縦アーチを中心に、僅かに横アーチ、バランスを整える程度の外側縦アーチ部へのサポート意匠が組み込まれています。

内側は載距突起部、外側は立方骨部への支持も組み込まれていますが、基本的にはほぼ意匠のみの設計に留まっています。

これは万人受けさせるための仕様であり、よりサポートの強い製品が必要であれば、中価格帯のフットクラフトシリーズを試す必要が出てきます。

更にかかと直下へはポリプロピレン系のアブソーバー、衝撃緩衝素材が配置されています。
この衝撃緩衝材は沈み込むような柔らかさを持ち合わせており、歩行時、走行時のかかとへの衝撃を和らげるような仕様となっています。

裏面前足部には同様に、やや沈み込み、跳ね返すような素材を配置し、蹴り出し時の反発を貰いやすくする使用。

表面材はメッシュ素材で足当たりが爽やかに仕上がっているため、蒸れにくく仕上がっているのも特徴と言えます。

Cushioned for RUNNINGの選び方

基本的には靴、シューズのサイズと同じサイズを購入して頂ければ問題ありません。
万人に合うようなクッション系のインソールであるため、ランニング用~普段履き用として購入して頂ければ概ね問題はありません。

実際に使ってみた

筆者も実際にCushioned for RUNNINGを使用してみました。
まず、筆者自身がミッドアーチ程度ですが、内側土踏まず部への支持は適切で、柔らかく足に沿うような感覚が得られます。

サポートに関しては基本的に強くない、弱いですが、弾むような適度な硬度のクッション性、沈み込むかかとのクッション性は感じやすく、衝撃緩和や疲労の軽減には効果を発揮しそうな感触を受けます。

また、履き心地に関しては表面のメッシュ素材が足触り爽やかなものに仕上がっています。

前足部の反発素材の効果は感じにくい所感ですが、シューズ付属のインソールよりも少しクッション性、サポート性、履き心地は変わります。

低価格で、少し良いものを使いたい場合に良さそうです。

まとめ

ランニングシューズ、ランニングに適したクッションインソール、フットクラフト Cushioned for RUNNINGについての解説は以上となります。
長所としては適度な反発感、硬さと柔らかさ、内側土踏まず部への支持が適当であり、幅広い方が使用できる衝撃緩和用のインソールとなっていました。

足の裏が疲れやすい、衝撃で痛む方にとっては症状を緩和するインソールになると思いますので、ランニング~普段履き用に検討してみてはいかがでしょうか。

※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/

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