重ね敷、重ねて使えるアーチサポートインソール、SOFSOLE Orthotic Arch Support。
インソールを交換できないタイプの靴に適した、土踏まずをサポートするインソールです。
特にかかとの衝撃吸収に優れているOrthotic Arch Support。
今回はどのような場合におすすめできるのかを中心に解説していきます。
どのような足にも適した仕様

基本的にどなたでも使用できるタイプのインソールですが、体重が重い方の方が扱いやすいインソールです。
また、サポートは内、外土踏まずを支持できるように盛り上がっていますが、基本的にはあまり強い支持とはなりません。
骨格、アーチへの支持は弱いため、根本的な改善は期待するのが難しいインソールでもあります。
かかとへの負担軽減に効果的

内側、外側、横へのアーチサポートが付いていますが、基本的に支持はかなり弱いと考えた方が良い、弱いサポート性です。
根本的に痛みや悩みを解消するほどの効果は期待できず、あくまで負担の軽減程度に収まっているインソールと言えます。
一方でかかとのクッション性は非常に高く、かかとへの衝撃は分散させやすい設計です。
以下、このインソールが軽減できる可能性が高い症例、人です。
- 足の裏、かかと直下が痛い足底腱膜炎の人
- 足、膝、腰が接地の衝撃で痛む人
インソール交換できない靴に最適

SSOFSOLE Orthotic Arch Supportは3/4仕様、インソールの上に重ねて入れる重ね敷タイプのインソールであるため、基本的にインソールの交換が出来ない靴に適しています。
比較的クッション性の低い靴、ローファー等に適しやすい仕様です。
かかとが痛むときにだけ入れたいインソール

大きな特徴がかかとの衝撃吸収になりますが、一方でかかとにかなり強い衝撃吸収材を入れているため、不安定な設計となっています。
そのため、毎日の使用というよりは、かかと直下がどうしても衝撃で痛む場合を凌ぐ際に使用するのが適切です。
一歩間違うと疲れやすいインソールに

かかと直下のジェルヒールパッドによる衝撃吸収が強力すぎる仕様のため、ぐらつきやすく不安定感を与えます。
かかとのぐらつきは足元、ひいては脚部、上体のふらつきにつながり、そのふらつきを制御する為に筋腱が使われるので、疲れやすく感じる方も出やすいのが難点です。
SOFSOLE Orthotic Arch Supportの理論
SOFSOLE Orthotic Arch Supportは基本的にかかとの衝撃吸収材、そして土踏まず部に使用されている硬質なアーチサポートプレートが特徴の製品。
インソールの交換が出来ない靴に対して、重ねて敷く事でアーチへのサポートを行う設計となっています。
このアーチサポート部の硬質なプレートは本来であれば踵骨前~内外縦アーチを支持する設計であり、踵骨前から支持する事によってアーチを機能させ、足底腱膜炎や偏平足、凹足による足の痛み、疲れを軽減する設計となっています。
土踏まず部の高さは適当であり、加えて
足裏側に空間を設けることで硬質なプレートもしなるように動き、足本来のたわみ、動きを阻害しにくく、アーチ部への支持も兼ね備えるような設計になっています。
ただし、このOrthotic Arch Supportではそのアーチサポートが上手く機能しにくい仕様となっています。
かかと部のジェルヒールパッドが占める面積が大きく、かつ大きく盛り上がることで、適切に配置されたアーチサポート部の効果が出にくい設計となっています。
加えてかかと部にまで硬質なプレート材は入っておらず、かかとの不安定性を補完する機能がないのも拍車をかけています。
このかかと部が不安定、かつアーチサポートのプレートが接触する高さを変えてしまうため、内外縦アーチを支える機構が上手く働きにくいのがOrthotic Arch Supportの扱いづらい所。
前側には横アーチを支えるパッドによる隆起も見られますが、かかとの不安定性、高さによってこちらも機能しにくい設計になっています。
一方でかかとのクッション性、衝撃吸収性は非常に高く、かかと直下への衝撃を殆ど吸収、分散してしまう程に柔らかいジェル設計。
かかと直下が衝撃でどうしても痛む場合には、候補に成り得るかもしれません。
SOFSOLE Orthotic Arch Support の選び方
基本的には靴、シューズのサイズと同じサイズを購入して頂ければ問題ありません。
細かい事を言うのであれば、
- かかとが綺麗に収まっているか
- 土踏まずに過度に当たっていないか
- 履いてみて痛くないか、強い違和感はないか
- アーチサポートのプレートがMTP関節にまでかからないか
といった項目が大事になります。
実際に使ってみた

筆者も実際にSOFSOLE Orthotic Arch Supportを使用してみました。
土踏まず部の支持よりもかかとの不安定感がどうしても気になる設計で、大変かかとが柔らかいのが大きな特徴のように感じられます。
土踏まず部を支持する硬質プレートに関しては多少の支持はあるものの、基本的にかかとの高さ、不安定性に左右されている印象を受けます。

また、歩き心地に関してはかかと接地時のクッション性は非常に強力で、ぐらつくほどの衝撃吸収性を発揮しています。
この歩き心地は体重が重い方であれば、よりこの衝撃吸収性を適切に利用できる可能性が考えられます。
表面のメッシュはそこまで通気性が良いようには感じません
また、インソールとOrthotic Arch Support間で滑るような事はなく、問題なく使用できました。
まとめ
衝撃吸収に優れたインソール、SOFSOLE Orthotic Arch Supportについての解説は以上となります。
インソールを外せない靴に適した設計で、かかとへの衝撃緩和に優れたインソールですが、足元の根本的な改善は難しいインソールとなっています。
価格としては低価格帯に位置すると思われますので、安い価格でお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか。
※下記インソールの基礎編も良ければご確認ください
https://insole.xyz/insolebasic/foot-arch/
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